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ザ・スーパー・ポップ宣言

甘茶ソウル百科5

甘茶ソウル百科事典の世界(5)
THE WORLD OF " ENCYCLOPEDIA OF SWEET SOUL " (5)



スウィート・ソウル・ベスト10 集計一覧

甘茶ソウル百科事典の世界(1) (2) (3) (4) (5) (6)

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湯村輝彦 GANGSTA LUV

山下達郎 サンデー・ソングブック

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山下達郎 SSB スウィートソウル特集

甘茶ソウル入門の部屋

U.S.BDG 究極のLPコレクション - グループ編(1) (2) (3)

マニアック甘茶ソウル@YOU TUBE





【 未掲載の甘茶ソウル 】

RAY,GOODMAN & BROWN / A MOMENT WITH FRIENDS (DE FOUVUS AG1000)'03



モーメンツの後進、RAY,GOODMAN & BROWNによる1枚丸ごとスウィート・ソウル・カバー集。彼らが2003年に来日した際に会場で直接売られていたCDアルバムらしいです。当然HARRY RAYは既に亡き人となっている頃の作品となります。プロデュースがAL GOODMANとGEORGE KERRということなので期待して聴いてみましたが結果はハズレ。酷い出来ではないですが往年の名曲を懐メロとして歌ってみました・・・という域を超えない内容ですね。それとアレンジは現代風ですが、悪い意味で洗練されてしまっている当たり障りのない内容。例えば6の原曲で聴かれる「シカゴに吹く寒い風」なんてここでは微塵も感じさせません。ヴォーカルもハリー・レイのような魅力・味わいが無く、全体としてスリルや過剰な甘さを感じさせない。これは収録曲がどれもこれもヒット曲、有名曲ばかりで聴いている私がそのメロディに食傷ぎみであることも影響がありそうですが。ドクター・ヨークのような鬼才によるプロデュースならどうだったかな。(甘茶ソウル偏差値はどれも60から61程度ということで。)

1.You Are Everything
2.La-La (Means I Love You)
3.Spinning Around (I Must Be Falling In Love)
4.Sideshow
5.Break Up To Make Up
6.Coldest Days Of My Life
7.Break Your Promise
8.I'm So Proud
9.Ooh Baby Baby
10.Look Over Your Shoulder
11.Didn't I (Blow Your Mind This Time)
12.It Feels So Good To Be Loved So Bad
13.You've Been My Inspiration
14.Three Ring Circus

DIFFERENT SHADES OF BROWN / HAVE A HEART '06(MY TOWN RECORDS)



甘茶ソウル百科事典未掲載ながらマニアには人気のグループ、「ディファレント・シェイズ・オブ・ブラウン」のCDアルバム。70年代のLOVEMAKERS名義のものから、恐らくは近年になって録音されたものまで入ってます。音質もまちまち(笑)。このグループの10「When the Hurt Is Put Back On You」のシングル皿には稀にORIGINALSの「YOU WANT HEARTS & FLOWERS」の優良甘茶ソウルカバーが誤って収録されていたりと、話題に富んだグループです。(関連情報はこちらで。)残念ながら当該曲は本CDに未収録なので、もしかしたら全く別のグループの作品だったのかもしれませんね。さて、焦点は彼らの全盛期である70年代の録音ものの良曲が収録されているのかって所ですが、果たして?

個人的に70年代の香りのしない新録ものには興味が向かないんだけど、タイトル曲の1など出来は悪くない。2はマニアには人気の軽やかなアップ。モダンソウルって感じですかねえ。5は70年代っぽいんだけど中途半端な出来。これファルセットで歌ったらもっといけてたんじゃないかなあ。ハイテナーで歌われる7は70年代甘茶ソウルな雰囲気の有る良曲だけど決め手に欠けて偏差値59程度。何か物足りないと思ったらコーラス抜きなんですね。10は人気の甘茶ソウル。ゆったりとした曲調で甘く切なく美しいメロディを優しくファルセットで歌い上げます。淡いパステルトーンを感じさせる音世界なので、派手さが無い分飽きも来ない感じで好印象。残念ながらこのCD収録版はシングルより15秒ほど短いです。こりゃアカン。12も70年代甘茶ソウルっぽい内容だけど出来はいまいち。14は完全に70年代甘茶ソウル。語りから入る7分超えの大作で甘く静かな雰囲気はかなり好感が持てる内容。然しながらメロディが魅力不足で残念ながら甘茶偏差値は60程度。

1. Have a Heart
2. When You're Next to Me (LOVEMAKERS) (モダン偏差値63)
3. I'm Still Falling
4. Never Gonna Give You Up/girl We Ought to Be Together
5. Farwell Love(70年代甘茶ソウル)
6. Voice Your Choice
7. Close, Close (70年代甘茶ソウル)
8. Down and Out (LOVEMAKERS)
9. Girl Would I Lie to You
10. When the Hurt Is Put Back On You(甘茶偏差値65)(SHORT EDIT)
11. My Girl Is Really Dynamite (LOVEMAKERS)
12. Then Again Maybe (70年代甘茶ソウル)
13. Raindrops
14. Love Vibrations (70年代甘茶ソウル)

CARL GRAVES / CARL GRAVES(SAME TITLE) '76(A&M SP3410)



元SKYLARKのメンバー、カール・グレイヴスの唯一のソロアルバムで2006年に国内盤がCD化されています。甘茶ソウル・ファンには、名海賊コンピ「SOUL FROM THE VAULT RARE SWEET DYNAMITE VOL.8」に収録された「Baby Hang Up The Phone」、「Walk Softly」、「Hey Radio」という3曲の素晴らしいスウィートで有名。その彼のアルバムということなので、甘茶者ならば触手が蠢かなければ嘘になります。

ということで早速聴いてみたのですが、結果はハズレ。デルフォニックスもカバーした2など幾つか甘いバラードもありますが、実にあっさりとした味気ないもので、先述の3曲のような過剰な甘さは皆無でした。ソウルのアルバムとしてどうこう言う内容ですら無い感じなのでご注意を。なお同時期のシングル盤にはアルバム「CARL GRAVES (A&M SP3403)」のクレジットがあるので、このアルバム以外に実は先述の3曲を含む幻の甘茶アルバムが製作されていたようなんですよ。そっちの方こそ是非聴いてみたいですね。どなたかCD化して下さいな。

1. Heart Be Still
2. Don't Throw It All Away
3. My Whole World Ended (The Moment You Left Me)
4. How Can I Be A Man
5. Baby Don't Knock
6. Welcome Home
7. You're Gonna Be All Alone
8. Be Tender With My Love
9. Breaking Up Is Hard To Do
10. That's The Way Love Is

TRUTH / AL BOYD PRESENTS THE REAL TRUTH '08 (MAGNUM CAT MC-1005)

AL BOYD PRESENTS THE REAL TRUTH.jpg

甘茶ソウルファンにはお馴染みのIMPERIAL WONDERSに、ソロ活動でも有名なラリー・ハンコックが加わって出来たのが U.S.BDG #684のトゥルース。その彼等の当時の未発表音源中心の作品集。録音は13を除いて全て76年の「Come Back Home」のセッション時のものということなので、70年代グループファンには嬉しいですね。

インタビューによると、バックのほとんどが当時フィリー録音をしていたオージェイズのバックミュージシャンだそうで、その結果フィリーっぽいサウンドになっているそうです。幾つか素晴らしい曲は有りますが、暗く湿った感じの曲が多数を占め、トータルアルバムとして捉えると個人的嗜好からは外れるかな。

3は「必見!伝説の甘茶ソウル映像 TRUTH / COME BACK HOME」 にも書きましたが、甘いコーラス、エレキシタール、ハープ?グロッケンなどの煌びやかな甘ーいバックに二人のリードの素晴らしい絶唱合戦。甘いメロディも最高の甘茶ソウル。なので、この曲未聴の方なら是非とも本CDを買いましょうと言いたい所なんですが、4分38秒と短いバージョンで、しかも音が悪すぎ。

全編に渡って古い劣化したカセットテープから取ったかのような低水準。ヒスノイズのようなものやら歪みのようなものやらが入るし、終始音はこもったままで、かなり劣悪な音質。もうちょっとデジタル補正するなりアナログ起こしするなり方法はあっただろうに、折角の名曲がとても残念な形でのCD化となってしまいました。因みにこの曲だけでなく全編に渡ってこういう音質ですので、これから買う方はご注意を。(DISTRIBUTED BY diskunionってなってるけど、こういう音質である事はきちっと明記/広報すべきなのでは?)

6は3に似た絶唱タイプのかなり良く出来たバラード。歌い始めまでの大仰な盛り上げ方がカッコ良く、その過度に作りこまれたアレンジが嬉しい。7はアップテンポな擬似フィリーダンサー。快活なリズムと明るく元気な雰囲気に乗って、リードの迫力ある歌いまわしが流麗です。コーラスも70年代しててイイですねえ。「INNERVISION / GOTTA FIND A WAY TO GO BACK」とか「EON / NO LOVE IS GREATER THAN OUR LOVE」なんかを彷彿させる素晴らしい内容。この6と7はもっといい音質で聴けたらと残念な気持ちが残ります。8も7同様アップテンポなダンサー。ノリのいいリズムに合わせ叩きつけるピアノの音が気持ち良く、そのフィリー風サウンドは上々だけどメロディや歌のパートにはキャッチーさが欠ける。

1. Don't Fight The Feeling
2. The Price Is Right
3. Come Back Home (甘茶偏差値70)(SOUNDS OF CLEVELAND 11711)
4. The Flesh Trap
5. Excedrin Headache #24 (SOUNDS OF CLEVELAND 11711)
6. All The Signs(甘茶偏差値64)
7. The Moment Of Truth(ダンサー偏差値67)
8. Break Bread Together(ダンサー偏差値61)
9. The Mystic Mountain
10. Don't Fight The Feeling (Extended Version)
11. The Price Is Right (Extended Version)
12. The Flesh Trap (Extended Version)
13. Play The Lottery (Bonus Track From The Commercial) (別時期録音のCMソング)

EBONYS / CLOSE TO YOU '04 (PCD-24135)

EBONYS CLOSE.jpg

あのエボニーズの未発表曲6曲が2004年に発売された。サブタイトルに「Flamingo Syndicate presents Tony Camillo's Sweeeeet Seduction」とあり、ライナーは鈴木啓志氏とフラミンゴの三氏が書かれている。PRODUCED AND ARRANGED BY TONY CAMILLO。緑色の1,6,7,8,9,10の6曲が「SING ABOUT LIFE (BUDDAH 5679)'76」収録曲で、それについてはここでは特にコメントはしません。

未発表の6曲はPIからブッダに移ってから以降にTONY CAMILLOが製作した曲のようで、78年のCREME D'COCOAに至る頃までの楽曲という感じです。従って録音は76年から78年ぐらいのものということになるでしょう。2はスピード感のあるファンキー・ディスコ。「CHIC / GOOD TIMES」をちょっと速くした感じでなかなかのグルーヴ。3はバカラック作のヒット曲カバー。やはりテンポが速い軽快な甘茶ダンサー。リードは男性ファルセットのようで「本当にエボニーズ???」って感じもしますが、、、。メロディの分かりやすさからか軽すぎてあまり引っ掛かりが無く少し物足りない。

4は女性コーラス主体のディスコっぽい曲。もしかして歌入れ前の未完成曲なのかもしれないが何れにしても大した内容ではない。5もテンポの速いディスコ・ナンバーで明るく軽めの雰囲気。やはりリード不在で女性コーラス主体の作品で、これも歌入れ前の未完成曲かも。11はライナーでは誰も触れてないけど「CREME D'COCOA / DOGGIN' IT ('78)」と全く同じギター・カッティングを持つディスコ。男性コーラス主体で内容・雰囲気もかなり近く、ソリッドな感触がなかなか素晴らしい。DJ諸氏におかれましては「DOGGIN' IT」と繋げてかけてみてはいかが。「え、何コレ?」ってなることうけあいでしょう。12はハニー・コーンやジャクソン5風の明るく弾けたピチピチ・ソウル。

1 Neighborhood Gossip
2 C'est Le Rock (ディスコ)
3 Close To You (甘茶ダンサー偏差値61)
4 Can't Sit Down (ディスコ)
5 Rock the Night Away (ディスコ)
6 I'll Know When Love Passes Me By
7 Sing About Life
8 Waiting For The Last Goodbye
9 Nobody But You
10 Laughing

11 Hot In The Street (ディスコ偏差値62)
12 The Proof Is In The Pudding

IMPERIAL WONDERS / ICE COLD ENERGY '05 CD(DYOB NO#)

IMPERIAL.jpg

ライナー等によると元インペリアル・ワンダーズで1980年に「TRUTH (U.S.BDG #684)」のメンバーだったAL BOYDともう一人が、元インペリアル・ワンダーズのメンバーと仕事をしていた者と始めたグループがアルバム・タイトルにもなっている「ICE COLD ENERGY」というグループで、そのグループの唯一のシングルが「Never Go Looking For Love ('80?)」ということらしいです。

要は甘茶ファンに御馴染みの「Turned Around Over You」や「You Live Only Once」といった名曲を残した往年のIMPERIAL WONDERSからは、かなりメンバー構成が替わっているということですね。おまけに85年頃の録音中心ということで内容も全くその頃の面影・ノリは無く、まあこれは別グループと考えた方がいいでしょう。

全体としてはどうにもツマラナイFUNKや中途半端なアップ/ミディアム・ナンバーが多く、決して甘茶ソウルファンにお薦め出来る内容では無いんですけど、ローカル・ヒットとなった1だけは唯一出来のいいバラード。80年代の幾分洗練されたモダンな雰囲気が漂い個人的にはあまり好きではないけれど、力強く迫力のある引き締まったバリトン・リードに時折ファルセットが絡むゆったりとした荘厳なムードの曲でメロディもなかなか。

マービンゲイっぽい軽やかな出だしの3でもリードのコッテリした強気のリードが堪能できるけど、延々鳴り響くシンセが台無しにしていて惜しい内容。後は7のもの悲しいファルセット・リードがちょっと甘茶ソウルっぽいけど、暗く湿ったメロディに機械臭がキツめで偏差値は55程度。「ICE COLD ENERGY / Never Go Looking For Love」持ってる人にはこのCDは不要でしょうね。

1. Never Go Looking For Love (バラード偏差値63)
2. Temptation
3. Lord What Is Happening To The World?
4. Everybody Can Dance
5. Running
6. I'm A Hostage
7. Sweet Delight
8. The Electric Love Company
9. Don't Bite The Hand
10. Love Me To The Music

SOUL GENERATION FEATURING CLIFF PERKINS / STOP, LOOK AND LISTEN '04(PCD-24137)

SOUL GENERATION featuring CLIFF PERKINS.jpg

あのソウルジェネレーション(以下SGと略)の70年代後半以降の未発表曲集が発売された。サブタイトルに「Flamingo Syndicate presents Tony Camillo's Sweeeeet Seduction」とあり、ライナーは鈴木啓志氏とフラミンゴの三氏が書かれている。

鈴木啓志氏によると、10は「L.A.ウィールズ(L.A.WHEELS?) '79(VENTURE 117)」名義で出されていたもので実際にSGのものかは分からないとのこと。名義は兎も角軽快なモダンダンサーですがSGっぽさは微塵もありません。因みにここでの収録はロングバージョンとのことで鈴木啓志氏もオススメのダンサーです。1はグロリアゲイナーのヒット曲のカバーですが「CREAME D'COCOA / I WILL SURVIVE / SWEET DREAM LADY '81(VENTURE 140)」のはずだとの指摘。確かにこれもSGの香りは全くしない。内容もGLORIA GAINERの輝きにはほど遠いもの。

鈴木啓志氏によると実際にクリフパーキンスによるSGは2,3だろうとのことですが、2はテンポの速い凡庸なダンサー。しかし3は良く出来た甘茶ソウルで全盛期のSGの内容を求める方にも満足いく内容。曲名はスタイリスティックスのヒット曲と同じだが、メロディやムードなどもかなり近くオススメな甘茶ソウル。ただしフラミンゴの面々も同様の思いのようだが、我々甘茶ソウルファンが望むものはこの一曲だけ、というのがこのCDの正体という感じです。

因みに「Shop With Soul Generation」というページがあって、こちらで最近の作品が購入出来るようです。個人的に新録ものは興味が向かないのでどれも聴いてませんが、ご参考まで。

ところで、この「Flamingo Syndicate presents Tony Camillo's Sweeeeet Seduction」というのはこのCDと「THE WHATNAUTS / CORRUPTION」の他にも、

THE DYNAMIC SUPERIORS / THE SKY'S THE LIMIT

が同時発売されているのですが、実際のところ内容の方はどんなもんなんでしょうか?このSG盤のように一曲でも全盛期のグレイト曲と肩を並べるような曲があるなら買ってみたいと思うのですが。ご存知の方、どうか教えて下さい。

(偏差値65以上)
(偏差値61以上)
(偏差値60)
緑字は鈴木啓志氏の推測

1. I Will Survive - '81 実際はCREAME D'COCOA ?
2. Stop Your Dancing - 70年代 正真正銘のSOUL GENERATION
3. Stop, Look And Listen (甘茶偏差値62) - 70年代 正真正銘のSOUL GENERATION
4. Take My Word For It Baby - SOUL GENERATIONとは違うバリトン?
5. When It Comes To You - 80年代から90年代にかけて
6. Number One Contender - 80年代から90年代にかけて
7. Lover - 80年代から90年代にかけて
8. Pump Your Booty - 80年代初頭
9. Ain’t Gonna Be No Next Time - 70年代
10. Roller Derby Dancer (偏差値61) - '79 実際はL.A.ウィールズ?
11. Finishing Touch - 80年代から90年代にかけて
12. Every Beat Of My Heart - 80年代から90年代にかけて
13. Listen To The Sound Of Love - 70年代 実際はDYNAMIC SUPERIORS ?

SOUL GENERATION featuring CLIFF PERKINS / TODAY & YESTERDAY '04



2004年に出たソウル・ジェネレイションの編集アルバム。半分(1-7)が新録で残り半分(8-14)が往年の代表作からそのまま収録という体裁。同じく2004年にP-VINEから出たCD「SOUL GENERATION FEATURING CLIFF PERKINS / STOP, LOOK AND LISTEN」の他にもこちらのページに掲載されているCDなど解散後の音源は色々出ているようですね。但し曲名をじっくりと追いかけてみると大部重複しているみたいです。

1は暗く重たい雰囲気の曲で個人的にはノーサンキュー。2、4も同様で全く魅力無し。3は甘めの曲で往年のファルセットも健在って感じ。甘いコーラスや女性の語りも入ってますが緊迫感に欠け、流石に往年の名曲の域には程遠い内容。ここまでの4曲は明らかに2000年に入ってからの録音という音作り。そして一転して5なんだけど、これはTONY CAMILLOのプロデュースで70年代の雰囲気を持った、おそらくは70年代に録音された曲の模様。内容はファルセット・ヴォーカルのゆったりとしたムードの70年代王道甘茶ソウルで「Beyond Body & Soul」の頃よりも更に甘みの増した、WILLIAM HARTばりのとろける様な唱法が披露されています。甘茶偏差値は64はありますね。うーん、こんな録音が残っていたんですねえ。「YOU TUBE」で聴けます。6は現代風のアップ。7はファルセットが聞けるものの暗く現代風の凡曲。

1 Younger Woman Older Man
2 Marry Me
3 Yesterday's Memories(甘茶)
4 Alone Again
5 Heaven Only Knows(甘茶偏差値64)
6 Music To My ears
7 I Can't Stop This Feeling

8-14は省略

謎の甘茶ソウルグループREALISTICS

REALISTICS PLEASE BABY PLEASE2.jpg the_realistic.jpg realistics i think ill cry out loud2.jpg REALISTICS  PUTTING IT DOWN2.jpg realistics_sosad.jpg realistics_mtyd.jpg

謎のグループといっても私がよく知らないだけなのかも。いくつもの魅力的な甘茶ソウルを残しながらアルバムを残さなかったグレイトグループの一つと言っていいでしょう。あちこち探してディスコグラフィを作ってみました。

〔REALISTICS SINGLE LIST〕

1.WHAT'CHA GONNA DO / IF THIS AINT LOVE (LOMA 2079)

2.BRENDA , BRENDA / HOW DID I LIVE WITHOUT YOU (LOMA 2088)


3.(REALISTIC'S) PLEASE BABY PLEASE / TOO SHY (DE-LITE 528)

4.HOW CAN I FORGET / YOU'RE MY SWEET (CHOCOLATE DROPS) (BRUNSWICK 55497)'73

5.
TONY VALOR SOUNDS ORCHESTRA - MA-MO-AH (TAKE 2) / REALISTICS - HOW CAN I FORGET 12"(BRUNSWICK 209)'77

6.I THINK I'LL CRY OUT LOUD (MONO) / I THINK I'LL CRY OUT LOUD (STEREO) (BRUNSWICK 55516)'74


7.PUTTING IT DOWN / APRIL FOOL CONNECTION (UK WARNER BROS. 16619)'75

8.SOMEONE OUGHTA WRITE A SONG ABOUT YOU BABY - SHORT VERSION / LONG VERSION (UK EPIC 5156)'77

8'.SOMEONE OUGHTA WRITE A SONG ABOUT YOU BABY / UNCHAIN ME (UK EPIC 5156)'77

9.THE MAGIC THAT YOU DO / LOVE VIBRATIONS (UK EPIC 5439)'77

9'.THE MAGIC THAT YOU DO / LOVE VIBRATIONS CANADA(COLUMBIA CA 8211)

10.SO SAD / THE MAGIC THAT YOU DO (UK EPIC 5723)'77

11.PURE MAGIC / RIGHT FROM THE START (UK BRONZE 81)'79

12.FEELIN' FINE (DISCO MIX)(FRANCE SPINACH SPIN 004/12)


* いくつかの曲が、こちらで試聴出来ます。

チカーノとも言われる彼らですが、その実体はどうなっているのでしょうか?1,2が話題に上ることはあまり無いようだから、一般的にリアリスティックスと考えられているのは、3から12までと思われます。3-Aは力強いバリトンリードのバラード曲でなかなかの出来で人気曲(同じDE-LITEでNEW CYMBALSもやっています)。3-Bはコーラス主体の散漫な感じのナンバーで出来はいまいち。どのパートがリードをとってるか決断しにくい。4-Bはファルセットにハイテナー、テナーが絡みあうような凝った曲展開。明るく可愛らしくランララ、ランララ歌います。小粒だがピリリと引き締まった曲で人気曲。5-Bは未聴ですが、4-AをTOM MOULTONがリミックスしている模様。6は可愛らしいファルセットリードの淡白で落ち着いた感じの甘茶人気曲。

7-AはKEN GOLD作。大味で分かりやすいメロディはかなりの黄金旋律でメジャー級。CHI-LITESの大ヒット曲とか言われても分からないかもしれない。リードの声域はテナーぐらいでしょうか。(っていうか後でEUGENE RECORDが77年のファーストでカバーしてたことに気付きました。)8も同じくKEN GOLD作。

9-AもKEN GOLD作。ファルセットヴォーカルの軽快なミディアムダンサーで明るく爽やかで適度に洗練されたムードでかなりの出来栄え。所謂甘茶ソウルというタイプでは無いですが偏差値は65クラスのグレイドです。10-AもKEN GOLD作。野太い語りが随所に入るファルセット・バラード。淡く穏やかなムードで上品な感じですがメロディはやはり幾分白っぽい感じがしますね。透明感のあるコーラスやバックのシンセの音色等の少し洗練されたポップな味付けに趣があります。ちょっと薄味な内容だからか個人的格付けが定まりきらないけど暫定で甘茶ソウル偏差値は64と致します。

と、ここまでの4-B,6,7,9-Aとどれも偏差値65超えクラスのグレイト曲揃いなのですが、噂によると、11、12という曲も存在し、さらにそれらを凌ぐ程の出来だとも!

と、ここまで纏めて聴き返してみて私の推測としては、3はREALISTIC'Sと微妙に名前も違うしリードもファルセットではないので4以降とは別グループかと思います。4,5,6は同じBRUNSWICKということで同一グループ。これがチカーノのグループのようです。7と8はUKでKEN GOLD作ということで同一グループ。そしてその7と8以降も全てUKということで同一ではないかと思われます。問題は4-6のBRUNSWICK REALISTICSと7-12のUK REALISTICSが同一かということ。以上、とんだ検討違いなことを言っているかもしれませんが、詳しい方、情報お持ちの方、どうか教えて下さい。こちらの記事→謎の甘茶ソウルグループREALISTICSに書き込んで下さい。

その後の情報によりますと、1,2のグループはそれ以降と別グループ。3のREALISTIC'SはWay Out RecordからSensationsという名前で6枚ほどのシングルを出しているphillyの別グループとのことです。

REALISTICS  COMPILATIONS.jpg

更にその後、幾つかの音源を入手しましたので報告します。甘茶な7Aや爽やかな9Aとうって変わって、8Aはバリトンリードの明るく力強いアップ。メロディもかなりキャッチーで耳に残りやすく偏差値は63ぐらいと上々の出来。流石KEN GOLDの仕事は一味違うねえ、、、っていうか同じケンゴールドPによるUKソウルグループ「THE REAL THING」に実に似ています。曲の感じも「CAN'T GET BY WITHOUT YOU」にかなり近い感じで、これ実はリアルシングそのものなんじゃないの?って感じで更なる謎が残りました。

また、更にその後(2010/12/13)山下達郎SSBにてこの8Aがオンエアされました。その際に、達郎氏曰く「友達じゃないかと思われるぐらい僕とアレンジが同じ」。どうも達郎氏にも非常に良く似た曲があるようですね。何て曲かな?また作ったチームが同じなので「REAL THINGが歌ってもいいって感じの曲」とも。それと検索して気付いたんですが、この曲、同じKEN GOLDプロデュースでDELEGATIONも「THE PROMISE OF LOVE」でやってましたね。どうりで聞き覚えがあると思った。

当初独立したシングルとして出ていると思われた「UNCHAIN ME」ですが、これは8'の裏面であることが判明。曲はバリトンリードの静かでムーディーなスロウ・バラード。ファルセット・コーラスが派手に絡むといった内容ではなく、淡白な雰囲気で少しポピュラー/ジャズっぽい雰囲気。ちょっと甘茶ソウルとは言い難い内容で偏差値は58程度。

11ではKEN GOLDは絡んでいないけど、おそらく7から10までと同一グループ。ゆったりとした静かな落ち着いた甘茶ソウルで、リードは甘めのバリトンとファルセットの二本立て。時折荒めのバリトンが絡む内容で7と同じ血の流れが感じられます。メロディにちょっとポピュラーぽさが感じられ、79年という年代からも洗練された雰囲気があります。甘茶偏差値は65前後でもう少しじっくり聴きこんで判断してみます。

それと7は壮絶甘茶「Gonna Make You An Offer You Can't Refuse」で知られるJIMMY HELMSもカバーしてました(UK 7N445769)'77。ファルセットじゃないし、ちょっと糖度は落ちますが、曲そのものがいいので悪い出来では無いですね。

* 画像はこれら4曲が収録されていた、某所のノベルティのソウル・コンピ・シリーズ(非売品)。(大人の事情によりモザイク処理を施しております。)

更に頂いた情報によりますと、「FEELIN' FINE (DISCO MIX)」というディスコもの12インチシングルがフランス盤で出ているそうです。また、8'の「UNCHAIN ME」のオリジナルはJACKIE MOOREであるとのことです。


EXOUTICS / ANYTHING YOU WANT (THREE 2 GO 634479312373)'06

EXOUTICS.jpg

「U.S.BDG 究極のLPコレクション - グループ編」でLP「THE EXOUTIC TOUCH (EP 41341/2)」が取り上げられているグループの編集アルバム。2006年発売ということで当然「甘茶ソウル百科事典」では紹介されてないので、ここで取り上げたいと思います。内容は既発のシングルと未発表音源で構成されているようです。

1は軽めのファンク、2は重めのファンクでどちらも可も無く不可も無い。3は男女の語りから始まるファルセットリードの甘茶ソウル。70年代テイストを持ち、浮遊感のある曲でなかなかのムードだけど、メロディもどこか捉えどころが無い。4はシンセベースの聴こえるバリトン・ミディアムで年代的には新しそう。

5は既発のシングル曲で70年代的ファルセット甘茶ソウル。小鳥のさえずりから始まったりとムードもなかなかのスロウ。パパパ・コーラスも入って好感が持てますがメロディにもう一つ決め手を欠いた。6はご存知ESCORTSの甘茶名曲のカバー。原曲に忠実なカバーでコーラスはなかなかだけどリードが魅力不足でバックサウンドもちゃっちいナ。80年代中頃の作品か?

7も語りが入ったりと甘いと言えば甘いし完成度も高いバラードだけど、80/90年代的ムードと男女のデュオである点がいまいち好きになれない。8もリードは女性で「Whitney Houston / SAVING ALL MY LOVE FOR YOU」みたいなポピュラー色の強い曲。90年代の作品かな?9も同様で以降、70年代甘茶ソウルファンが望むような音はありません。

結論としては3曲ほど70年代的甘茶ソウルがあるものの特筆すべき程の出来では無い。更に後半の曲では女性リードの90年代的R&Bグループに変貌してしまい萎える内容。仮に甘茶ソウル百科事典の改訂版が出たとしてもこのアルバムが取り上げられることは無さそうです。

1. Anything You Want
2. E-Stomp The Funk
3. Here We Go Again(甘茶偏差値61)
4. You've Got To Deal
5. Spring Time Love(甘茶偏差値62)
6. Let's Make Love(甘茶偏差値61)
7. Over Again
8. I'll Be Around
9. When Did Love Slip Away
10. I Want You Back
11. Super Star
12. Stimulation
13. Gotta Do More

UPA - 謎の未確認大熊甘茶 U.P.A. / DO YOU MISS MY LOVE (PANDA 393)'83

PANDA DO YOU MISS MY LOVE.jpg

甘茶界における有名なミステリーとして、1983年にアメリカ東海岸、ノースカロライナ州のPANDA RECORDSが発行した「YOU'RE A STAR」というシングル皿がある。プロデューサーやライターに、MICHAEL IRVING, GARY PERCELL, TOM ROWANの3人の名前があるものの、肝心のアーチスト名がクレジットされていないのだ。甘茶ソウルのサンプルの少ない生産地や年代などから、その名前を解き明かすことは困難とされ未だ正体は謎のままとなっている。

にも拘らずこのお皿B面収録曲の「DO YOU MISS MY LOVE」は、かなり出来の良いスウィートということでごく一部のマニアの間では噂になっていたらしい。このお皿は発行枚数も少なかったようで、なかなか見つける事は困難。正体不詳というミステリアスさに加え、出来も良いということで尾ひれが付き、その取引価格も高騰していったという。

曲の特徴としては、「70年代甘茶ソウルには無い洗練された味わい」、「どこか捉え所の無い浮遊感あるサウンド」、「メロディにコッテリとした味わいが欠ける」、「甘茶偏差値は63」といった言い伝えが残されている。然しながら実際に聴いた事がある者が少ないうえ、事実誤認やいい加減な論評が横行している甘茶界における話なので、その言い伝えの論拠は乏しい。そのうえ「甘茶ソウル百科事典」や「Golden Age Of Soul Music」にもその記述は一切無いので、真偽は闇の中といったところのようだ。

なおアーチスト名については「謎の未確認生物」の英字表記、UMA(Unidentified Mysterious Animalの略)に準え便宜上、UPA(ウーパ)(Unidentified Giant Panda Amacha Soulの略)と呼ぶことが定着している。

【保護者の方へ】児童のトラウマになるよう出来るだけ恐怖感を煽り、さも全てが真実であるかのように読み聞かせ下さい。

BRIEF ENCOUNTER / THE BRIEF ENCOUNTER LP(SEVENTY-SEVEN 102)

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ブリーフ・エンカウンターの1STアルバム。2010年10月にP-VINEでCD化の予定だそうです。甘茶ソウルが3曲ほど収録されていますが甘茶ソウル百科事典には未掲載です。「RARE GROOVE A TO Z」では紹介されていましたが、そこでも少し触れられているファンクっぽい曲などアップも多いのですが、それらはどれも個人的にはいまひとつという感じ。

1-2は静かで柔らかな雰囲気を持った甘茶ソウル系。バックなどなかなかいい感じなんですが、ヴォーカル部分のメロディは魅力無し。1-5もほぼ同様だけど、こちらは曲の核となっているコーラス部分に魅力あり。ヴォーカル部分はほとんど印象に残らないので、じっくり耳を傾けて楽しむというタイプの曲ではないけど、軽くバックに流しておく分にはいいかも。

2-1も上記二曲とほぼ似た雰囲気の甘茶ソウル。このグループ、ちょっと芸が無いかな。ただファルセット・リード主体の曲でメロディもしっかりしていて甘茶ソウルとしての完成度は一番高い。メロディは淡白な薄味風味で個人的趣味ではないけど、終盤では遠吠えファルセットも聴かれるので、甘茶者なら一聴の価値はあるでしょうね。2-2は哀愁を帯びたメロディのなかなか小洒落た曲。クールな雰囲気のモダンソウルといった趣きで、このアルバム最大の聴き所でしょう。「YOU TUBE」で聴けます。

Side One:

1.The Brief Encounter (Introduction)
2.Visions (甘茶)
3.Smile
4.Just One Moment
5.Loving and Caring (甘茶偏差値61)

Side Two:

1.In A Special Kind of Way (甘茶偏差値62)
2.Good Thing, Bad Thing (モダン偏差値63)
3.Time is Moving
4.Get A Good Feeling
5.We're Gonna Have A Good Time

MATT COVINGTON / MATT COVINGTON



甘茶ソウル百科事典P.79掲載のPHILLY DEVOTIONSのリード・シンガーだったマット・コヴィントンの70年代中期のソロ・アルバム。甘百では何らコメントされていない所をみると、おそらくその存在すら知られていなかったほどマイナーなアルバムみたいです。全編ファルセットでスロウも多いので、甘茶ソウルのアルバムと呼べる内容だけど、バックグラウンドから期待される程の出来には無かったですね。

1、3、7は暗めのディスコ。5、9は軽めのダンサー。これらのうちでは9が軽快で流麗な内容でそこそこの出来。2、4、6、8、10は甘茶ソウルですが何れもメロディ、リード共に淡白な内容で魅力不足。70年代甘茶ソウルに必要なここぞ!という意気込みが欠けている感じ。この中では10が甘茶偏差値で58程度かな。11,12はそれぞれ2,7のショート・エディット。

アルバムは全曲が本人とC.JOHNSONとの共作だからか、全ての甘茶曲が似たような印象。マットのファルセットも艶やかさに欠け、どうもスタイリスティックスの曲を聴かされているような味気無さですね。(偏差値60以上は有りません。)

1.Muhammad Ali
2.If Love Can Be Magic (甘茶)
3.Hey Papa
4.Dust Is On Our Shoes (甘茶)
5.Country Folks
6.Philadelphia Dreaming (甘茶)
7.Baby Blood
8.Finally Got Over On You (甘茶)
9.Go Away And Leave Me Girl
10.Hey Love (甘茶)
11.If Love Can Be Magic (Edit)
12.Baby Blood (Edit)

COALITIONS / COLOUR ME BLUE '13 (SOUL JUNCTION SJCD5006)



数枚しかシングルを残していないけど、甘茶ソウル百科事典P.36掲載の「INSTEAD...HOW ARE YOU」で知られるフィラデルフィアのマイナーグループ、コーリションズの未発表アルバムがCD化されたもの。なにせ個人的に甘茶偏差値69と高く評価しているグループの未発表音源ということもあって、かなり色めき立ってしまいましたが、結果はハズレでしたね。録音が79年から2年間ということで「INSTEAD...」から5年以上も経過し、甘茶ソウルの黄金時代から外れてしまっていること、そして何より作曲家が別人であることが要因でしょう。

1はジャズっぽい雰囲気の曲でいきなりコケます。イントロが「LOVE COMMITTEE / LAW & ORDER」そっくりな2は、そこまでの迫力と緊迫感は無いけれど暗めな曲が好きな人なら楽しめるかも。3は甘めのスロウ。タイトルに「神」って入っちゃってて魅力半減ですが、そもそもメロディも魅力薄。4は緊迫感の無い、のんびりとした、ゆるーいムードの曲。出来は悪くないけど、ちょっとね。5はファルセット主体の爽やかな甘茶ソウル。爽やか過ぎて色気とか緊迫感とか胸キュンとかを全く感じさせないんだけど、出来はまずまずかと思います。6は並の出来のファンキー・ミディアム。7は語りから入る甘めのスロウ。ムードは悪く無いがメロディが魅力薄。9は並のファンキー・ディスコ。

1. Didn't We Almost Make It
2. On The Block
3. I Thank God(甘めのスロウ)
4. The Memory Of You (Full length Studio Version)
5. Colour Me Blue (甘茶ソウル)
6. Funky Groove
7. I'm Your Gentleman(甘めのスロウ)
8. The Memory Of You (Radio Edit)
9. Boogie Shack/Honey Hunting (At The Disco)













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